あのつらい思いを子や孫たち、そして
すべての人々に二度と経験してほしくない。

またもし災害が起きても
犠牲者が一人も出てほしくない。

次世代にいのちをつなぐために・・・
あの災害を語り継ぎたい
防災・減災の想いをつなぎたい・・・

平成26年8月豪雨とは…

平成26年(2014年)8月20日未明に、広島市安佐南区などで、死者77人(災害関連死含む)の人的被害と、住家全壊179棟、道路・橋梁・河川堤防1079件の物的被害をもたらした豪雨災害。

平成26年8月豪雨とは…

施設概要

Facilities

  • 展示スペースの見学(土石流のCG映像など)
  • 被災者による語り継ぎ
  • 研修室での防災・減災学習講座
  • 訓練などの体験学習

一般の方、生徒や教員、防災士、企業など、対象別にテーマ・時間などのご要望に応じることのできる豊富な防災・減災学習メニュー

施設紹介へ

ごあいさつ

この度、平成26年(2014年)8月20日豪雨により犠牲になられた方々への哀悼と鎮魂の場となるシンボル的な拠点施設として、広島市豪雨災害伝承館を開設することになりました。
 また、この施設は、復旧や復興が進み、次第に街並みから災害の痕跡が消え、災害の記憶や危機感が希薄になりつつある中にあって、「この災害の記憶を教訓として次の世代に継承していきたい」という被災者の強い想いを受け止めたうえで整備をしたものです。
 今後、この施設においては、自然災害から得られた教訓や知識を提供してまいりますので、利用される皆様には、自然災害に対する知見を深めることにより、もしもの時に、自らの大切な命を守り抜いていただくことを願っています。

令和5年(2023年)9月1日
広島市長 松井 一實

こころのケアからまちづくりへ

家の中にまで流れ込んだ土砂や岩、壊れた障子や家具の数々…
これらを隣近所や友人知人ボランティアの人たちと泥だらけになりながら片付けた日々が過ぎても、落ち着かない毎日、雨が降ると、雷が鳴るとあの日を思い出す。
半年が過ぎても外壁の間から土が落ちてくる、1年経った頃あの時の泥水のせいで土地が緩み家の塀が傾いてきた、いつになったら災害の被害を心配しなくてよくなるのか?

 被災して1年半後、学区の社会福祉協議会が被災後の生活についてのアンケートを取りました。そして、幾度かの研修後、久しぶりに地域をみんなで歩きました。被災後半年経った頃、避難マップを作るために学区を歩いた時とほとんど変わらない荒廃した姿にあ然としました。
 私たちはこの地域でこれからも生活していくのかと…

学区内の被災したブロックで「梅林学区復興まちづくり協議会」を結成し、何度も話合いました。話合いの中で常に共通していたのが「あのつらい思いを子や孫たち、そしてすべての人々に二度と経験してほしくない…防災・減災の想いをつなぎたい…」という「想い」です。
そして、この街に住み続けていくためのプランをまとめました。その中の一つであり、一番大きな想いがこの「広島市豪雨災害伝承館」です。災害の事実を伝えるだけでなく、来館された方々に防災・減災の正しい知識や技術を学習していただきたいと考え、展示スペースより学習研修スペースが広くなっています。

 これが私たちの「語り継ぎ」と考えています。
我々の想いを受け止めていただき、これから共に学びましょう。

一般社団法人
梅林学区復興まちづくり協議会

お知らせ

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※団体でのご来館はご予約ください。

研修スケジュール

研修については、お打ち合わせさせていただきます。事前にご連絡ください。